ひとりビジネスの全体像を考える上で、まず、自分のビジネスのペルソナ(アバター、と言うこともあります)である顧客の購買プロセスや顧客ステージを理解する必要があります。
上の図をご覧ください。
購入の起点になるのは、お客さんのニーズや課題です。
例えば、ダイエットであれば、もっと痩せてスタイル良くなりたいというニーズや、より健康的な体になりたいという課題からダイエットをしたいと思うことでしょう。
しかし、この時点では、現状への不満や課題はあっても、解決方法や商品は知らない段階ですので「潜在客」となります。
欲求が次の段階に進むと、ニーズや課題の解決方法である商品を探したり、他の解決策や商品との比較検討をするようになります。
ダイエットであれば、摂取カロリーを減らす食事系のダイエットもあれば、消費カロリーを増やす運動系のダイエットもあります。
あるいはその両方の組み合わせもありますし、基礎代謝を高める方法もあるでしょう。
いろんな商品を探して、比較検討して商品を絞り込みます。
ここまで来ると「見込み客」の状態です。
そして次は、ニーズや課題を解決してくれそうな商品を購入する段階となります。
購入してくれたお客さんはここで「購入客」となります。
さらに、あなたのファンとなり、商品の継続購入や複数商品を購入してくれれば、「リピート客」となります。
つまり、ひとことでお客さんと言っても、
「潜在客」 →「見込み客」 →「購入客」 →「リピート客」
と、顧客のステージが変わっていく訳です。
その顧客ステージの変化に合わせて、ひとりビジネスの施策(やること)も変えていく必要があります。
「潜在客」に対しては、SNSや広告からLPへ誘導し、メールアドレス等を登録してもらうことで、「見込み客」となります。
「見込み客」に対しては、メルマガなどの関係性構築のコンテンツを提供することで、信頼関係を構築していきます。
そして提供価値をしっかり理解してもらった上で、興味を持ってもらった人に商品を案内し購入してもらいます。
購入してもらうと「購入客」となりますので、購入客と関係性を維持し、さらなる成約をいただくことで、「リピート客」となります。
ひとりビジネスを成功させるには、このような4つの顧客ステージに対して、適切なアプローチをしていく必要があります。
その際に要となるのが、ひとりビジネスの最重要資産である、「顧客リスト」なのです。
あなたのビジネスステージがゼロイチだろうが、月収7桁だろうが、活動のコア(中心)となるのは、「顧客リスト」という認識を持ってください。